こっせつくん|春風亭一之輔・得地直美(著者Wサイン本)
¥1,540
なら 手数料無料の 翌月払いでOK
文:春風亭一之輔 絵:得地直美 / 出版社:テキサスブックセラーズ / B5変型判(265mm×190mm) / 36P / ハードカバー / 2024年 5月発行
「笑点」でおなじみ、春風亭一之輔による、ナンセンス絵本。
5年もの歳月をかけ練り上げられた荒唐無稽でハートウォーミングなストーリー。
「鉄棒から落ちて右腕を骨折してしまった、こっせつくん。
落ち込む彼の前に現れたのは――なんと、ギプスが陽気なイグアナに!?
イグアナは病室を飛び出し、家で退屈していた犬のペロを連れてきたり、
新幹線に変身したり、果ては怪獣になって大暴れ!!」
一之輔落語のエッセンスをたっぷり詰め込み、舞台を現代にアレンジした本作は、一之輔さんならではのあたたかなまなざしが絵本を通して子どもたちや大人の心にそっと寄り添い、イラストレーター・得地直美の独特のあたたかさとユーモアを持つ作画でカラフルな世界を生きいきと演出。
失敗して落ち込む日もある。
でも、そんなときこそ、世界はもっと楽しくなるかもしれない──。
日々をがんばるすべての子どもと大人たちに贈る、エールの一冊です。
イヤなことがあったら、そらをみよう。
ちょっとたのしくなるかもしれない。
泣きたくなったら、カガミをみよう。
ちょっとわらえるかもしれない。
こっせつしたら、ギプスをみよう。
ひょっとしたらキミにはなしかけてくるかもしれない。
──春風亭一之輔
*春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)
いまもっともチケットの取れない落語家。年間900席以上の高座をこなし、全国津々浦々飛び回っている。ふてぶてしい風貌から繰り出す鋭いワードセンスと、深い洞察力に裏打ちされた登場人物の愛らしさといとおしさが特徴の一之輔落語で日々、人々を魅了し続けている。著書に『春風亭一之輔 師いわく』(小学館)、『まくらの森の満開の下』(朝日新聞出版)、『だんごや政談』(絵・石井聖岳 編・ばばけんいち あかね書房)など多数。
*得地直美(とくち・なおみ)
イラストレーター。富山県生まれ。趣きがあり、どこかおもしろみのあるタッチから生まれる絵は、多くのファンから愛されている。最近ではシルクスクリーンのTシャツ作りに精をだし、工房にこもる日々。著作に絵本『かじやのフライパン』、町画集『神保町』(共に夏葉社)、絵を担当した書籍に『御所東考現学』(誠光社)、『定本 本屋図鑑』(夏葉社)、『落語レコードの世界 ジャケットで楽しむ寄席演芸』(DU BOOKS)などがある。