橙が実るまで
¥2,970
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著者:田尻久子 , 写真:川内倫子 / 出版社:スイッチ・パブリッシング / A5判変形(216mm×158mm×23mm) / 256P / ハードカバー / 2022年3月発行
熊本「橙書店」の店主・田尻久子の自伝的エッセイに、年来の知友である写真家・川内倫子が自身の撮影した写真で応えていく。雑誌『SWITCH』に掲載されたふたりの3年以上にわたる連載が一冊になったもの。ささやかな個人的記憶を紡ぐ物語がきっとあなたの世界に呼応していく、珠玉の写文集。
*田尻久子(たじり・ひさこ)
1969年熊本県生まれ。「橙書店 オレンジ」店主。会社勤めを経て2001年、熊本市内に雑貨と喫茶の店「orange」を開業。2008年、隣の空き店舗を借り増しして「橙書店」を開く。2016年より文芸誌『アルテリ』の発行・責任編集をつとめる。2017年、第39回サントリー地域文化賞受賞。著書に『猫はしっぽでしゃべる』(ナナロク社)、『みぎわに立って』(里山社)、『橙書店にて』(2020年、 熊日出版文化賞/晶文社)がある。
*川内倫子(かわうち・りんこ)
1972年滋賀県生まれ。2002年に『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛写真賞受賞。2009年に第25回ICPインフィニティ・アワード芸術部門を受賞するなど、国際的にも高い評価を受け、国内外で数多くの展覧会を行う。主な著作に『Illuminance』(2011年)、『あめつち』(2013年)、『Halo』(2017年)など。近刊に写真集『Des oiseaux』、『Illuminance: The Tenth Anniversary Edition』、『やまなみ』がある。