わたしは思い出す I remember ──11年間の育児日記を再読して
¥3,500
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企画:AHA! [Archive for Human Activities/ 人類の営みのためのアーカイブ], 取材・編集・執筆・構成:松本篤(AHA!), デザイン:尾中俊介(Calamari Inc.), 編集:阿部恭子・奈良歩・水野雄太(AHA!), 撮影:水野雄太・松本篤 , 協力:仙台市、せんだい3.11メモリアル交流館(公益財団法人仙台市市民文化事業団)・デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO) / 発行:remo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織] / 160mm×110mm×50mm / 832P / ソフトカバー / 2023年 1月発行
大地震後の11年を生きた、ひとりの女性の育児日記。
その再読から始まる30万字超の追憶の記録。
〈震災〉ではなく〈わたし〉を主語にする、想起と忘却の生活史。
仙台市の沿岸部に暮らすかおりさん(仮名)は、2010年6月11日に第一子を出産しました。彼女はその日から育児日記をつけ始めます。そんな矢先、あの大地震が。
彼女はその後も手書きの日記を綴り続けました。1日の終わりに、ひとりだけのダイニングで。言葉を発した日。ぐずって泣き止まない日。留守番を任せた日。
地震から10年後。彼女は日記を再読し、語り始めます。
*本書は、せんだい3.11メモリアル交流館、および、デザイン・クリエイティブセンター神戸にて開催された展覧会『わたしは思い出す』の内容に、新たな要素を加えて再構成したものです。