上林曉傑作小説集 孤独先生
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著者:上林曉 , 撰者:山本善行 / 出版社:夏葉社 / 四六変型判 / 416P / ハードカバー(背継ぎ表紙・ブックジャケット無し) / 2023年 4月発行
昭和を代表する私小説作家、上林曉(1902—1980)。
太宰治と同時期にデビューした作家は、心を病んだ妻を見つめ、のちに脳溢血によって半身不随となったあとも、震える左手で小説を書き続けました。その不屈の精神がすなわち作品になっていることが、作家の名を著名にしましたが、上林曉はいわゆる私小説以外にも、未来に残る美しい小説もたくさん残しています。本書は、作家のそうした美しい面に光を当て好評を博した小説撰集『星を撒いた街』(2011年 制作)と同じコンセプトでつくられた続編にあたる一冊です。装画は阿部海太が担当し、装丁以外にもカラー挿絵を10 点収録。盛り込まれた短篇は初期の傑作「天草土産」ほか10篇。作家の瑞々しい作品の魅力を文章はもちろんのこと、装丁からも感じ取れる豪華本です。