その日暮らし|坂口恭平
¥1,760
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著者:坂口恭平 / 出版社:palmbooks / 四六判(188mm×127mm)/ 144P / ソフトカバー(ブックジャケット無し) / 2024年 8月発行
ずっと向き合えずにいた寂しさの正体がわかったことで、僕ははじめて、自分を信頼できるようになった。
コロナ禍にはじめた畑。
熊本の土地とたいせつなひとたちとの出会い。
うれしさも苦しさも分かち合える家族との昼夜をへて、僕は自分のなかにいた、もうひとりの大事な存在と出会った。
日々を綴るエッセイの先に待つ、あらたな境地へといたる生の軌跡。
自らの鬱の根源にあった、ずっと目を背けてきた「寂しさ」に向き合う過程がしずかに胸に迫る──。
本書は2023年8月から10月まで、西日本新聞で連載されていた49篇のエッセイに加え、秋から2024年の春までの半年に渡る長い鬱の果てに、あらたに思い至った境地が書き下ろされた1万字超えの「あとがき」で構成された一冊。
*坂口恭平(さかぐち・きょうへい)
1978年熊本県まれ。2001年早稲田大学理工学部建築学科卒業。
作家、画家、音楽家、建築家など多彩な活動を行なう。2004年に路上生活者の家を収めた写真集『0円ハウス』を刊行。主な著書に『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』『独立国家のつくりかた』『幻年時代』『徘徊タクシー』『まとまらない人』『苦しい時は電話して』『躁鬱大学』『土
になる』道草晴子の漫画による『生き延びるための事務』が好評発売中。パステル画をはじめ絵画作品を多数発表しており、2023年2月に熊本市現代美術館にて個展「坂口恭平日記」を開催。本作の装画も著者の水彩画作品となる。