ジャズと自由は手をつないでいく|佐伯誠

¥2,530

著者:佐伯誠 / 出版社:リトルギフトブックス / A5判(210mm×148mm) / 128P / ソフトカバー・コデックス装 / 2025年 11月発行

1980年代後半から18年間にわたり手がけたANA機内誌『翼の王国』をはじめ、エスクァイア日本版、パパスブックなどで活躍した文筆家の佐伯誠によるエッセイ集。
「自分の目で見て、自分の足で歩いて、原石を探すこと。第一発見者になること」。をモットーとし、ときに歌うような、ときには吠えるような文章で多くの人を魅了してきた佐伯さんであったが、2025年の8月に天上の人となってしまった。他界する少し前に出版の話があり、完成したのが本書というわけだ。
内容は、ジャズ喫茶「ちぐさ」に寄贈された全国のジャズ喫茶のマッチに端を発したごく短いメッセージを配したエッセイで......
「最初に会ったのは街だ。それからジャズだ。そして自由が歩いてきた」
「マッチ箱を振ると、雑木林の中を歩く音がする」
「路上にはゴミも散らばってるけど、パラダイスのかけらも散らばってる」
......など、映画のスクリーンにテロップが映し出されるかのように構成されたページを開く毎に、心に響く佐伯さんのコトバの数々に出会える。パタンと180度に開くコデックス装を取り入れるなど、凝ったブックデザインを手掛けたのは佐伯の盟友、木村裕治によるもの。二人のコラボレーションが結実した贈りものにもおすすめの一冊。

*佐伯 誠(さえき・まこと)
東京育ち、文筆家。ANA機内誌『翼の王国』をはじめとする雑誌や書籍で、ときに歌うように、ときには吠えるような文章を世に発し、多くの人を魅了した。「たそがれを迎えるのは、サドルの上か、路上か、古びた喫茶店の片隅か、異郷の辻か、それとも旅の途中だろうか。関心事は、シンプルなことにしぼられてくるような気がする」(佐伯)

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