出版社：情景編集舎 / A4変型判（280mm×216mm）/ 112P / ソフトカバー（ペーパーバック）/ 2025年 10月発行

読者は常に最新の情報を求めるし、つくり手もその期待に応えようとする。雑誌の宿命とも言えるが、実際に読まれる期間は満開から散ってしまうまでの桜の花びらのように儚いものだ。そんな読み捨てられる雑誌が多いなかで、いつまでも手元に置いておきたい雑誌もある。
『nice things.』issue.82の特集はTOUCHED BY TIME.「古家具。古道具。人と時の間。」。

長い時を経て、今そこに在る。
人から人へ継がれ、今そこに在る。

誰かが使ってきた痕跡が、
作られたときの痕跡が、
そのものに宿っている。
そして唯一無二のものとしてここに在る。

同じようなものでも同じではない。
傷も歪みも風合いと言える。

人と人の間を、
時と時の間を、
超えてきた。

仁平小家具店/pejite ／ はいいろオオカミ+ 花屋 西別府商店 ／ 本田 ／ krank/marcello ／ 古波 ／ adu. ／ 二季／ 交点

〈連載〉
どんな自分にでもなれる（小林新也）
おいしい、って、どこ、から。　雙（さう）
ものづくりものがたり　ステンドグラス モワノ
今日も私は困ってる　東野華南子
ひたむき農園 上映中　原 茂樹
丘に暮らす　未草 小林寛樹
ソウルフードトラベラー　マツーラユタカ
アイディアが降りてくる前　CHALKBOY