ものとかたり4号 香菜軒 寓
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語り:三浦 勉・岩崎みのり , 文・写真:野口 玲 , デザイン:川端美香 , 企画・編集:ものとかたり / 発行:ものとかたり / A5変型判(188mm × 148mm) / 120P / ソフトカバー(ブックジャケットなし) / 2025年 9月30日 初版発行
デザイナーの川端美香と写真家の野口玲が、大切な人の遺品にまつわる思い出を出版や、参加型企画という形で手掛けるプロジェクト「ものとかたり」。遺品を語る行為には話す人の心を浄化する力があり、それは聞く人たちにも伝播するという──。
身の回りにある「もの」の思い出を語り、写真と文で綴る「ものとかたり」シリーズ。
第4号の語り手は、昨年、惜しまれながら閉店した「香菜軒 寓」の勉さんとみのりさん。
鎌倉の材木座にあった香菜軒は、カレーと野菜料理の名店として地元の人たちにはもちろん、国内外の多くのお客さんからも愛されてきましたが、やむを得ない事情により2024年12月に閉店を余儀なくされた。さらに、お店の奥にあった、勉さんの祖父の代から暮らしてきた自宅も同時に手放すことになったという。
本書では、退去の半年前から、家と店にある“もの”の記憶を一つひとつ、勉さんとみのりさんが振り返りながら、三十年続けてきた香菜軒への思い、九十年にわたり材木座の家の中で育まれてきた三浦家の思い出を写真とともに語っています。