水中で口笛
¥1,870
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著者:工藤玲音 / 出版社:左右社 / 四六判(188mm × 127mm×19mm) / 208P / ハードカバー / 2021年4月発行
水中では懺悔も口笛もあぶく やまめのようにきみはふりむく
ガーベラもダリアも花と呼ぶきみがコスモスだけはコスモスと呼ぶ
ハムカツをげんきに頼むハムカツをげんきに頼むわたしを頼む
異例の売り上げをあげたリトルプレス『わたしを空腹にしないほうがいい (改訂版)』の著者、工藤玲音(くどうれいん)による待望の第一歌集。
本書は16歳の時より書き続けてきた短歌作品から、厳選316首を収録。卓越した感性を持つ彼女が紡ぎ出す言葉は、瑞々しくももはや完成の域に達しているかのようだ。
*工藤玲音(くどう・れいん)
1994年生まれ。岩手県盛岡市出身。
著書に『わたしを空腹にしないほうがいい』(BOOKNERD)、『うたうおばけ』(書肆侃侃房)。