みみをすますように
¥4,180
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著者:酒井駒子 , デザイン:祖父江慎+藤井瑶(cozfish) / 出版社:ブルーシープ / A5判変型 (205×155×40mm) / 424P / ハードカバー / 2021年 4月発行
日本国内だけにとどまらず、海外でも高い評価を得ている絵本作家、酒井駒子。その静謐さをたたえた美しい絵と、詩的で思索的な文との響き合いは、子どもから大人までの多くを魅了し、誰もが一度はその絵を目にしたことがあるはず。
本書は、酒井駒子初となる本格的な個展「みみをすますように 酒井駒子」展にあわせて刊行された展覧会図録兼画集です。ブックデザインと絵の並びは、『金曜日の砂糖ちゃん』(偕成社)を手掛けたcozfish(祖父江慎+藤井瑶)が担当し、デビュー作から最新作まで、20冊を超す絵本を中心に約300点の原画、約30点のラフスケッチを選出。画用紙や段ボールに黒い絵の具を下塗りし、その上に描き出された子どもたちや動物たち。時が止まったかのような、あるいは雪降る日の静けさの中の、まぶたの奥の瞳に、ひそやかな仕草に、ささやき声に。みみをすますように、ごらんください。
表紙絵は本書のために描きおろされた「手に鳥を乗せている」。
口絵にも違う描きおろしが潜んでいますので、そっとめくってみてくださいね。
*酒井駒子
1966年生まれ、絵本作家。絵本に『よるくま』『はんなちゃんがめをさましたら』(いずれも偕成社)『ロンパーちゃんとふうせん』(白泉社)など、画文集に『森のノート』(筑摩書房)。『きつねのかみさま』(作・あまんきみこ、ポプラ社)で日本絵本賞、『金曜日の砂糖ちゃん』(偕成社)でブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌賞、『ぼく おかあさんのこと…』(文溪堂)でピチュー賞(フランス)・銀の石筆賞(オランダ)、『くまとやまねこ』(作・湯本香樹実、河出書房新社)で 講談社出版文化賞絵本賞を受賞。 『ゆきが やんだら』(学研プラス)はニューヨーク・タイムズの「2009年の子供の絵本最良の10冊」にも選ばれた。