のどがかわいた
¥1,430
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著者:大阿久佳乃 / 出版社:岬書店 / 四六判変形 / 160P / ソフトカバー(仮フランス製本) / 2020年発行
生きること。考えること。本を読むこと。少女であったこと—。
2017年から、当時高校生だった著者の大阿久佳乃さんが、詩を読むことの面白さを伝えようと制作していたフリーペーパー『詩ぃちゃん』。そこでは茨木のり子や吉野弘といった詩人を取り上げて、一対一で本と向き合いながら自身の思いを書き綴っていました。高校生活がうまくいかず、中退し、喉の渇きを潤すようにして本を読む。本書はその『詩ぃちゃん』の再録と約100ページの書き下ろしで構成されています。
ページの端々から溢れでる彼女の瑞々しい感性を感じながら、本に触れ始めた頃の新鮮な気持ちが蘇ってくるようです。
装画を手掛けたのはモノ・ホーミーさん。シンプルで美しい仮フランス製本の装幀で、大事にしたくなる一冊。