東山道エンジェル紀行
¥1,980
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著者:町田康 , 絵:寺門孝之 ,装幀:秋山伸+宮原慶子(edition.nord) / 出版社:左右社 / 四六判(188mm×127mm) / 102P / ソフトカバー / 2021年 9月発行
「俺は生涯、死ぬまで追放者だ」郷里を追い放たれた《追放者》たる俺は、生涯続く、目的地のない不毛な旅路を行く。軽発や案内侍に監視されながら、止まることを許されない俺を待ち受ける奇妙な出会い──泣き女、人虎、水中舞踏家、音楽女王。不毛な旅路の果てに《追放者》が見出した光景とは──。構想期間 20 年。寺門孝之の絵画に町田康が着想を得て物語を紡ぐ、幻のパンクファンタジー。 今年で作家生活 25 年となる町田康。さまざまな作品で試みてきた表現や文体を結実させた奇跡のような一冊。こだわり抜かれたデザインと仕掛けの造本にも注目!!
*町田康(まちだ・こう)
一九六二年生まれ。作家。
高校時代より音楽活動を始める。
九七年『くっすん大黒』で野間文芸新人賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞、〇〇年『きれぎれ』で芥川賞、〇五年『告白』で谷崎潤一郎賞、〇八年『宿屋めぐり』で野間文芸賞など受賞多数。
*寺門孝之(てらかど・たかゆき)
一九六一年生まれ。画家。
大阪大学文学部美学科卒後、セツ・モードセミナーで絵を学ぶ。
独自の天使画を追究する他、書籍装画、演劇ポスター、絵本等多彩な活動で知られる。
八五年第六回日本グラフィック展大賞受賞。神戸芸術工科大学教授。
『Holy Basil』『てらぴか映画日誌』『猫とねずみのともぐらし』など著書・共著書多数。