東京の生活史
¥4,620
SOLD OUT
編者:岸 政彦 / 出版社:筑摩書房 / A5判 (210mm×148mm) / 1216P / ソフトカバー / 2021年 9月発行
150人が語り、150人が聞いた東京の人生——。
本書は「東京在住のひと、東京出身のひと、東京にやってきたひと」の150人、150通りの人生がインタビュー形式で1,216ページに織り込まれた150万字の『東京の生活史』。解説も説明もなく、人生の語りが並べられているだけの本。聞き手も公募で、たまたまひとりの知り合いに声をかけ、生活史を聞く。それを持ち寄って編集されたこのとてつもなく分厚い本は、偶然によって集められた、けれども、それぞれに必然な語りなのである。延々と連なっていく誰かと誰かの"人生"を垣間見ていくと、そういうものの交わりや積み重ねで街がつくられていくのだということに気づかされる。果たして、ボクたちが暮らすこの街のひとたちの生活を集めていくとどんな一冊になるのだろう。ずしりとくる重さを実感しながらそんなことを考えてしまう本作です。