さみしいネコ【新装版】

¥2,860

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著者:早川良一郎 , 解説:池内紀 / 出版社:みすず書房 / 四六判変形(195mm×135mm×20mm) / 240P / ハードカバー / 2022年 4月発行

『けむりのゆくえ』で日本エッセイスト・クラブ賞を受けた早川良一郎による、もう一つの名エッセイ集。標題作「さみしいネコ」の書き出しはこうだ。「定年になると孤独になるそうである。本当のことなんだろうか。」そして池内紀さんの解説にはこうある。「略歴にうかがえるとおり、ごくふつうの人だった。勤め先はモーレツサラリーマンといわれるタイプが勤めるようなところではない。経団連には財界のお歴々が出入りするのだろうが、事務局は影のような部局であり、そこでも早川良一郎は、たいして出世せずに終わった。」この本は、すべて定年退職後の日々にかかわっている。それを人一倍たのしく生きて、あざやかに書き残した『さみしいネコ』は、すぐれた人間観察にもとずき、つつましやかな寛容の精神につらぬかれ、団塊の世代にもよく効く、定年退職者のバイブルである。

*早川良一郎(はやかわ・りょういちろう)
1919年3月3日、東京生まれ。麻布小学校から麻布中学校へ。中途でロンドン大学に遊学。日本大学仏文科卒業。海洋少年団本部を経て、経団連事務局に勤める。1979年定年退職。著書『A STUDY OF SMOKING』(199部限定私家版、のちに『けむりのゆくえ』(文化出版局)と解題)で第22回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。他に『早川良一郎のけむりのゆくえ』(五月書房)『パイプと月給』(文化出版局)『むだ話、薬にまさる』(毎日新聞社)など。1991年沒。

池内紀(いけうち・おさむ)
1940年、兵庫県生まれ。ドイツ文学者。おもな著訳書『ウィーンの世紀末』(白水社)『海山のあいだ』(角川文庫)『ぼくのドイツ文学講義』(岩波新書)『見知らぬオトカム』『遊園地の木馬』(みすず書房)『カフカ寓話集』(岩波文庫)ゲーテ『ファウスト』(集英社)カフカ『失踪者』(白水社)『池内紀の仕事場』全8巻(みすず書房)ほか。2019年歿。

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