著者：片岡義男 / 出版社：亜紀書房 / 四六判（195mm×136mm×21mm）/ 240P / ハードカバー / 2022年 4月発行

職を失ったホステスとバンドマンがバーで出会い、店長の話をきっかけに、町に団子屋を復活させようと動き出す……
（「これでいくほかないのよ」）
表題作「これでいくほかないのよ」他、ふとした会話と、少しのつながりから生まれる八編。今なお文壇の最前線で疾走するロンサム カウボーイ片岡義男の、斬新かつ最新の短編集。

＊片岡 義男 （かたおか･よしお）
1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『日本語の外へ』『万年筆インク紙』『珈琲が呼ぶ』『窓の外を見てください』『いつも来る女の人』『言葉の人生』ほか多数の著書がある。