私の文学渉猟
¥2,530
なら 手数料無料の 翌月払いでOK
著者:曾根博義 / 出版社:夏葉社 / 四六判変形 / 400P / ハードカバー / 2022年 1月発行
近代日本文学研究者の曾根博義(1940-2016)による文学と古本にまつわるエッセイ集。先生は知る人ぞ知る古書マニアで、特に昭和初期のモダニズム関連の書籍・雑誌の収集に長けていたようだ。昭和の作家や本に雑誌が点々と散りばめられた奥深い森を彷徨い歩くような感じで読み進められるのが面白い。「芥川龍之介と宇野千代」、「文芸評論と大衆—昭和三〇年代の評論の役割—」、「『新日本文学全集』と戦争下の出版状況」、「第一書房版『ユリシイズ』の怪」など、48 編を400ページの大ボリュームで収録した読み物アンソロジーを、心ゆくまでお楽しみください。装画は「toji」などで活躍する樋口達也さんが担当。