氷柱の声
¥1,485
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著者:くどうれいん / 出版社:講談社 / 四六判(195mm × 134mm×15mm) / 130P / ハードカバー / 2021年7月発行
語れないと思っていたこと。
言葉にできなかったこと。
東日本大震災が起きたとき、伊智花は盛岡の高校生だった。それからの10年の時間をたどり、人びとの経験や思いを語る声を紡いでいく——。
歌人、くどうれいん(工藤玲音)による初めての小説は、短歌やエッセイといった、今まで立っていたフィールドの枠を超えたチャレンジであり、賞レースを抜きにして純粋に彼女の書き連ねる文章を楽しめる一冊となっている。くどうれいんは小説でも彼女そのものであった。
*くどうれいん
1994年生まれ。岩手県盛岡市出身・在住。著書に『わたしを空腹にしないほうがいい』(BOOKNERD)、『うたうおばけ』(書肆侃侃房)、『水中で口笛』(左右社)がある。