著者：佐々木 要太郎 / 出版社：小学館 / B5判(257mm × 182mm) / 192P / ソフトカバー / 2022年 5月発行

岩手県遠野にある古民家オーベルジュ「とおの屋 要」が今、熱い視線を集めている。訪れるのは国内外の一流シェフ、著名ソムリエ、名だたる日本酒の酒蔵など。「とおの屋 要」の主、佐々木要太郎は3つの顔を持っている。絶滅寸前だった在来米「遠野一号」を復活させ、無農薬無肥料の自然栽培で育てる「米農家」。名だたる酒蔵、著名ソムリエをうならせる「どぶろくの醸造家」。とおの屋自家製のどぶろくは海外の有名レストランにも輸出され、スペインの世界的レストラン「ムガリッツ」では、どぶろくのためにコースが作られている。そして、独自の技術で素材に魔法をかけるスゴ腕の「発酵料理人」。三つ星シェフをはじめ、一流シェフたちがその料理を目当てにひっきりなしに訪れる。
本書は、遠野という大地、気候、土地の菌、自然と向き合いながら、生産から加工、料理まで、妥協を許さず仕事をこなす佐々木要太郎が、注目されている仕事のすべてと哲学を、美しいビジュアルとともに初めて明かした一冊。