ありふれたくじら Ordinary Whales|是恒さくら
¥2,640
なら 手数料無料の 翌月払いでOK
著者:是恒さくら / 発行:ELVIS PRESS / 四六変型判(190mm × 130mm×20mm)/ 320P / ソフトカバー・仮フランス装 / 2025年9月発行 / テキスト:日・英バイリンガル / 限定1,000冊
食文化として暮らしに根付く鯨、反捕鯨活動としての対象である鯨──。国内外各地の鯨類と人の関わりや海のフォークロアをフィールドワークを通して探り、エッセイや詩、刺繍、造形作品として発表しているアーティスト、是恒さくらによる作品集。
本書は、是恒が東北やアラスカなど各地でフィールドワークするなかで出会った、鯨にまつわる文化や物語を集め、刺繍作品とともに収録したリトルプレス『ありふれたくじら』の第1号から第5号をあわせ、再編集したもの。網走、石巻、三浦半島、和歌山から、アラスカなど世界各地の人びとの暮らしに息づく「ありふれたくじら」のはなしに耳を傾けていると、鯨の匂いやドラミング(会話)まで聞こえてきそう。鯨の姿に想いを馳せてお楽しみいただきたい一冊です。
*是恒さくら(これつねさくら)
1986年広島県生まれ。広島県拠点。
2010年アラスカ大学フェアバンクス校卒業。在学中はネイティブ・アート、絵画、彫刻を学ぶ。2017年東北芸術工科大学大学院修士課程修了。国内外各地の鯨類と人の関わりや海のフォークロアをフィールドワークを通して探り、エッセイや詩のリトルプレス、刺繡作品として発表する。リトルプレス『ありふれたくじら』主宰。2018年〜2021年、東北大学東北アジア研究センター災害人文学ユニット学術研究員。2022年〜2023年、文化庁新進芸術家海外研修制度・研修員としてノルウェーに滞在し、オスロ大学文化研究・東洋言語学科の研究プロジェクト「Whales of Power」に客員研究員として参加。2025年、国際芸術祭「あいち2025」に参加。
www.sakurakoretsune.com