著者：早坂大輔 / 出版社：BOOKNERD / ペーパーバック判(178mm × 105mm) / 68P / ソフトカバー（ペーパーバック） / 2021年 10月15日発行

盛岡市の愛すべきインディペンデント・ブックストア『BOOKNERD』。店主の早坂大輔さんが3年前にリリースした、歌人くどうれいんの『わたしを空腹にしないほうがいい』は当店でも今やロングセラーとなっている。リトルプレスの形態でありながら全国各地で異例の売上を記録したこともあって、次の出版は相当なプレッシャーだろうなあと気になっていたのだが、こちらの気持ちを軽々と飛び越えてBOOKNERDの出版部門第二弾として刊行されたのは早坂さん自身の本だった。
本書は、早坂さんがオンラインストアの顧客向けにメルマガとして不定期で配信していた15編のうち9編を一部改訂して収録した他、新たに5編の書き下ろしを加えたもの。挿画は新進気鋭の画家・坂巻弓華が担当。本から映画、映画から音楽へ。 早坂さんがぼんやりと綴るブック・エッセイは、すべてのバックラヴァーに読んでいただきたい一冊です。