著者：わたのはらさゆ / 発行：セルフパブリッシング / A5判（210mm×148mm）/ 60p / ソフトカバー（ペーパーバック）/ 2019年 11月発行 , 2022年 1月重版

話題となった、濱口竜介監督の映画「ドライブ･マイ･カー」ロケ地も登場。広島在住のわたのはらさゆさんによる、二つの珍しいゴミ処理場と、普通の旅では終わらないルートを巡る二泊三日の旅行記。

久しぶりの長期休暇に選んだのは、およそゴミ処理場とは思えないヴィジュアルでおなじみの、オーストリアの芸術家 フンデルトヴァッサーが手掛けた大阪のゴミ処理場を巡る家族旅行だった。そして、ゴミ処理場といえば、建築家 谷口吉生さん設計の美術館のような「広島市環境局中工場」がある。ふたつの施設の比較で、彼女は一つの結論にたどり着くのであった──。
大阪に行くはずなのに、山口･愛媛･和歌山･徳島に淡路島と西へ東へ寄り道満載の大移動は、まさにわたのはらさゆ流の「おもしろミラクルルート」であり、道程に目が離せないこと必至の一冊です。