自転車讃歌─20キロ文明への憧れ
¥5,500
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著者:真鍋博 / 出版社:ぺりかん社 / B5変型判(211mm×185mm×12mm) / 128P / ハードカバー / 1973年 4月発行 / 初版 / USED(状態:C ) 汚れ・傷み、 ヤケ・シミなど全体的に経年並み 通読には問題なし、ビニールカバー・帯無し
稀代のイラストレーター 真鍋博が、自転車の未来図を豊富なイラストで描いた作品集。本書が刊行された60年代から70年代にかけて、大都市をつなぐ高速道路が開通し、マイカーが急速に普及することで、クルマ社会が到来した。サブタイトルの「20キロ文明への憧れ」とは、バイク(自転車)によるエコロジー(生態圏の実現)を合わせたバイコロジー運動のことを指している。自動車と人間の速度があまりにも掛け離れていることから生じる問題を、その中間にある自転車(20km/h)で補おうとするモータリゼーションならぬサイクリゼーションというわけだ。21世紀は自転車の活用に注目が高まり、都市環境や交通を考える上で欠かせない存在となった。真鍋博が考えた自転車社会のイラストには、まさに先見の明があった。