可否道
¥3,850
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著者:獅子文六 / 出版社: 新潮社 / 197mm × 135mm / 227P / ハードカバー 函入 / 1963年 10月発行 / 第二刷 / 装幀・芹沢銈介 / USED(状態:C)函全体に経年に伴う強いヤケ・シミ、表紙傷み・天地・小口シミ 通読には問題無し
1962年から翌年にかけて読売新聞で連載された長編小説で、"可否"とはコーヒーのこと。今でも容易に手に入るちくま文庫版(※「コーヒーと恋愛」に改題)が有名だが、こちらはそのオリジナル版。
コーヒーを淹れる名人、女優のモエ子と8歳下でヒモとして暮らす演劇一筋のベンちゃんが織りなすラヴストーリー…と言ってしまえばそれまでだが、昭和の雰囲気が何処となくのんびり感を演出して、今時の恋愛ドラマを期待して読むと、良い意味で裏切られる。
深煎りのコーヒーのようにほろ苦くて甘い、2人の恋愛の結末は如何に?