『murren(ミューレン)』vol.27 2022 September|記録と記憶 Record &Memory
¥715
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編集・文:若菜晃子 / 発行:セルフパブリッシング / B6判横(128mm × 182mm) / 47P / ソフトカバー(ペーパーバック) / 2022年 9月発行
「街と山のあいだ」をコンセプトに、身近な山や自然をテーマにした小冊子『murren(ミューレン)』。日常のなかで山や自然の世界を感じていたい人たちに向けて、毎号ワンテーマ主義で、この本でしか読めない内容を展開。
第27号の特集は、山で書く山行記録にフォーカス。あらゆる場面でのデジタル化に伴い、人が手で字を書く機会が圧倒的に減り、筆跡の個性や味わいをも失われつつある今日、登山者の間では今なお、登山中に立ち止まって、あるいは下山後に、現地の状況や自らの経験、感情を率直に克明に記録しようとする行為が細々と残っている。登山という唯一無二の体験を、自分だけの記録として手で書いて残すことの意味とその価値を、さまざまな立場の登山者の記録メモとインタビューを通して、読者に問いかける一冊。
【CONTENTS】
垂直の記録 12の質問 山野井泰史
山を絵にする気はなかった 小林泰彦
序列なしに迸る走り書き 大畑貴美子
同じ山は二度とない 久徳秀郎
手で書くことで確認する 長谷川哲
座談会 山で得たもの 自由学園同窓生
column ノートとペン
mürren books