著者：椿夜にな / 発行：白兎舎 / 文庫判（148mm×105mm×13mm）/ 211P / ソフトカバー / 2022年 10月発行 / 購入特典：著者製作の中国結びのチャーム※黒・白は風水的に最強の組み合わせ

そうだ香港、行こう。
夢の中で銅鑼が鳴り響き、目が覚めると共に、香港に行っちゃおうかと思い立った主人公の和華(わか)は今日から無職。昨日まではホテルのウェディングプランナーとして働いていたが、職場恋愛で付き合っていたホテルの経営者一族の彼と別の女性との結婚式をプランナーとして担当する羽目になり、式終了後、上司であり次期社長でもある彼に辞表を突きつけて帰ってきた。
その後、退職した3ヶ月後の2013年1月から香港の語学学校で受付・事務・営業として働くことになった主人公。慣れない環境での慣れない仕事に戸惑いながらも、香港で暮らしていこうと奮闘する主人公を12ヶ月の経過と共に描く。
世界屈指の美食の街・香港のグルメと実際に住んで働いていた作者だから書けるローカルな香港生活情報も見どころ。

登場する香港グルメ
[1月]　 楊枝甘露、中華粥、ダックライス、エッグタルト、雲呑麺など
[2月]　 煲仔飯、牡蠣フライ、芥蘭の油菜、(蛇羹)
[3月]　 海鮮街の蒸しエビ、帆立春雨、蒸し魚、ロブスターのチーズソース
[4月]　 牛肉麺、米線、フォー、撈麺、茶餐廳、燒味、飲茶
[5月]　 隠れ家のような高級バーでのシャンパンとカクテル
[6月]　 ちまき、(BBQ - 台風で中止)
[7月]　 果物ジュース、豆腐花、杏仁豆腐、マンゴープリンなど
[8月]　 離島の豆腐花、離島の海鮮レストラン
[9月]　 月餅、深圳の高級ホテルの点心、茶館(高級中国茶・鳳凰単叢)
[10月]　利賓納(カシスシロップ)のハロウィンカクテル
[11月]　漢方茶
[12月]　湯圓

＊椿夜 にな (つばきや･にな)
愛媛県出身
いろいろな人に囲まれて、いろいろな場所で育つ