『姓がおなじ人 極私的大竹伸朗論』カタリココ文庫Ⅱ<散文シリーズ>
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著者:大竹昭子 , 編集協力:綾女欣伸 ・ 大林えり子(ポポタム)・大西香織, 装幀:横山 雄(BOOTLEG), 表紙・装画:大竹伸朗+大竹彩子 , 図版:大竹伸朗 / 発行所:カタリココ文庫 / 文庫判(148mm×105mm) / 80P / ソフトカバー(ペーパーバック) / 2023年 5月発行
カタリココ文庫第2期・最初の号は、画家・大竹伸朗について、大竹昭子が書き下ろした『姓がおなじ人 極私的大竹伸朗論』。
作家の大竹昭子さんが、美術家の大竹伸朗さんの作品に触れたのは1980年代前半のこと(ニューヨークに滞在されて、日々フォトシューティングされてた頃かな)。それから約40年もの時が過ぎ、2022年秋から翌年2月にかけて東京国立近代美術館でおこなわれた「大竹伸朗展」で久しぶりに膨大な量の大竹作品を目にしてその間のさまざまな記憶がよみがえり、一気に書き下ろされたという本作。
巻末には、展覧会終了の翌日に伸朗さんとおこなった対話を「オフトーク」として挿入。昭子さんにとって思い出深い場所である、伸朗さんの祖母の照さんがご夫婦で営まれておられた池袋の「井上カバン店」の話がでてきたり、井上てる女の俳号で俳句を詠んでおられた照さんのエッセイ「二十年」を巻末に転載するなど、興味深い編集となっている一冊。