張り込み日記 渡部雄吉写真集
¥2,970
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構成と文:乙一 , 装丁:祖父江慎+柴田慧(cozfish)/ 発行:ナナロク社 / B5判(257mm×180mm) トリプルトーン(3種類のモノクロ印刷の掛け合わせ)印刷 / 204P / ソフトカバー / 2014年11月発行
昭和三十三年、茨城県水戸市千波湖畔──。
子供たちが発見したのは切り取られた体の一部だった。このバラバラ殺人事件は、更に怪奇な事件へと変貌する。犯人の手掛かりを追って、舞台は、東京へ。ベテランと若手、二人の刑事が真相に迫る。「実際の捜査」を二十日間にわたって密着撮影した140点以上の実録写真集。
60年前に、写真家・渡部雄吉が撮影したのは、実際の殺人事件を捜査する刑事2人組の捜査記録でした。20日間にわたり撮影された、のべ1000枚以上の写真を、ミステリー作家として人気を集める乙一が構成に参加、一冊の写真集となりました。写真の合間には、乙一による事件概要を記載。
徐々に解明される事件の全貌を追いながら、渡部雄吉の写真の真に迫る美しさが堪能できる一冊です。
*渡部雄吉(わたべ・ゆうきち)
1924年山形県酒田市生まれ。写真家。
1943年から写真家として活動。1950年に独立し、総合雑誌に作品を発表。1974年、日本写真協会年度賞を受賞など、国内外で賞を受賞。著書に『STAINED GLASS』『大いなるエジプト』『アラスカ・エスキモー』『揚子江下り』『水の都・蘇州』『神楽』『巴里物語』他、多数。1992年、紫綬褒章を受章。1993年、死去。