著者：木下龍也 , 装丁：名久井直子 / 出版社：ナナロク社 / 四六変型判（176mm×112mm×14mm） / 144P / 布張りハードカバー / 2022年 10月発行 / 栞：谷川俊太郎との対談抄録 / 表紙カラーは5色あり、ランダムにお届けいたします。

詩の神に所在を問えばねむそうに答えるAll around you
昔より優しくなった死にたさに「どうしたんだ？」と問いかける夜
はなびらはやさしい地雷　踏むたびに胸のあたりがわずかに痛い
（収録歌より）

第２歌集から６年、木下龍也 待望の第３歌集。
既発表と書き下ろしから厳選した123首が、特別な布装の本に収められています。初版は表紙の布の色味が5種類あります。 特別栞として「詩人・谷川俊太郎との対談（抄録）」を挟み込み。 一首一首が、一輪挿しの花のように美しい一冊です。

＊木下龍也(きのした・たつや)
1988年山口県生まれ。歌人。 歌集に『つむじ風、ここにあります』、『きみを嫌いな奴はクズだよ』（共に書肆侃侃房）。小社刊行書籍に、岡野大嗣との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、谷川俊太郎と岡野大嗣との共著『今日は誰にも愛されたかった』、『天才による凡人のための短歌教室』、『あなたのための短歌集』（すべてナナロク社）がある。