One|塩川いづみ
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著者:塩川いづみ / 発行:PAPIER LABO.〈 P L P M 〉/ A4変型判(210mm×280mm×10mm)/ 64P / ハードカバー(表紙 活版印刷) / 2025年 2月発行 500部限定
イラストレーター・塩川いづみが 自由なタッチで描く犬たちとその視線の先にある世界──。
本書は、2024年夏に〈GALLERY CLASKA〉で開催された展覧会『One』にて、塩川いづみが発表した作品29点に新作2点を加えた全31点を収録した作品集です。犬がその視線の先にいる誰かを想像しなければそれらしく描けない動物だということに気がついた塩川は、そのことを念頭に置いて制作にあたったそう。その誰かは、彼らの近くにいるのかもしれないし遠くにいるのかもしれない、見えているのかもしれないし見えていないのかもしれない。でもたしかに存在して彼らの世界が築かれているのに違いないのです。紙面は、塩川が普段絵を描く紙に近しいものを吟味して選び、実際の作品の大きさの違いを反映して3種のサイズで構成。パタンと180°に開く製本で、作品を片ページのみに掲載していることから、ひとつひとつの絵にじっと向き合えます。紙の集合体としての物質感のある本の姿と、解放感のある自由なタッチで描かれた犬たちの表情や仕草を通して塩川が表現するささやかでもかけがえのない世界を感じられる一冊です。
*塩川いづみ(しおかわ・いづみ)
イラストレーター。長野県生まれ。
2006年多摩美術大学グラ フィックデザイン科卒業。広告、書籍、雑誌、プロダクトのイラストレーションを中心に活動す るほか、人物や動物、植物など身近な存在や事象を題材にした作品の展示発表を行う。 PLPM(パピエラボ プリントマターズ)東京・原宿で紙にまつわるプロダクトを扱う店を営み ながら、グラフィックデザインや印刷ディレクションなどを手がける〈パピエラボ〉による出版 部門。印刷にまつわる知見を活かした本と印刷物づくりを行う。